へんろみち保存協力会

【へんろみち】恩山寺道、立江寺道 遍路道調査

去る7月下旬に徳島県の18番恩山寺と19番立江寺周辺の遍路道を調査してきました。恩山寺道は、じつは「民宿ちば」の前から右へ、民家の裏へ入る道が昔の遍路道です。(この部分は当会の地図には掲載されていません。整備がなかなかできない道ですので、草が茂っている場合は車道を歩いてください。)この道は、そのまま恩山寺下の山門をくぐり、車道の側を通っています。そのまま道を行くと車道横の斜面の擁壁の横を上がります。

すると恩山寺前の参道に出ます。そのまま参道を登ると恩山寺に到着です。

さて、恩山寺から立江寺に行く遍路道も紹介しましょう。

恩山寺を下ると、次は牛舎のある所へ進んでいきます。入り口に牛舎に近づかないよう警告する看板が立っています。(筆者はいつも間違えて右の牛舎の方に進んでしまい、何匹もの犬たちにしこたま吠えられてしまいますが、右の道は間違いです。やや左に遍路道の入り口があります。わかりにくいのでご注意ください)この道は弦張坂とも呼ばれ、かつて源義経ら源氏の軍勢が通ったとのいわれがある道です。

途中に花折地蔵があります。そこを過ぎるとすぐにピークを越え下り坂になります。

坂道を下りきると突き当りを左折、しばらく進むと当会の古い道標(宮﨑さんが手作りしたもの)が立っています。ここを右折します。

しばらく進むと古い道標があり、ここを左折、次の古い道標を右折して、少し進むと県道136につながります。ここを右折して立江寺に向かいます。

恩山寺からこの県道までの区間は史跡に指定されているように、昔の雰囲気が残るとっても気持ちのいいルートです。

皆さまもぜひ歩いてください。また、歩き遍路で恩山寺からずっと県道を歩かれた方は、次回はこのルートをお勧めします。

 

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